ディーゼル車の環境対応として、
尿素水溶液の「アドブルー」を使うことが義務付けられています。
初めて聞く方も多いかもしれませんが、排出ガスを浄化する上で
欠かせない重要な役割を担っているんです。
アドブルーを定期的に補給しなければ、最悪の場合
エンジンが止まってしまったりと、ディーゼル車ならではの心配事が出てきます。
そこで今回は、アドブルーの入れ方を、ハイエースを例にわかりやすく解説していきます。
【ハイエースのアドブルー入れ口の場所】
アドブルー専用の入れ口は、ボンネットを開けると
小さな青い蓋がついた注入口があります。
この青い蓋を外してアドブルーにノズルを付けてこぼさないようにいれます。
【アドブルーの補充手順】
- 入れ口の青い蓋を開ける
- 入れ口がわからなかったらメーカーに確認してください
- アドブルー付属のノズルを取り出す
- ゆっくりと注入していく
ポイントは、ゆっくりと少しずつ注入することです。
アドブルータンクの空き容量はそれほど大きくないので、
一気に入れすぎるとあふれてしまいます。
- タンク容量を確認しながら注入
- 規定量を超えないよう気を付ける
- 注入後はふたを確実に閉める
- 自分で注入する場合は自己責任でお願いします
【アドブルーの残量確認と補充のタイミング】
車両の残量は、メーター内の表示で確認できます。
ランプが点灯したり、残量ゲージが点滅したりすれば、
アドブルーが不足していることがわかります。
ただし、完全に空になる前に、あらかじめ補充することが大切です。
空になると、環境モード走行に制限がかかり、
最悪の場合はエンジンが停止してしまう可能性もあります。
そのため、給油のタイミングと合わせて定期的に補給するのがおすすめです。
たとえば、満タン給油の際に残量を確認し、適量を足しておけば手間がかからず便利です。
ハイエースの実燃費やドライビングスタイルによって
アドブルーの消費量は変わってきますが、
概ね 1,000km 走行で約1リットル程度減るとされています。
普段の運転距離やタイミングを見計らって、上手に管理することが大切ですね。
【留意点】
・常にアドブルーの残量に気を付ける
・入れすぎには注意する
・補充は規定量以内にする
・給油と合わせて定期的に補充する
このように、アドブルーの入れ方自体はそれほど難しくありません。
入れ口の場所を確認し、ゆっくりと定期的に注入することが大切なポイントです。
正しい知識と手順を守れば、誰でも安全に管理できるはずです。
ディーゼル車の必需品として、しっかりとアドブルーの扱いに慣れておきましょう。
まとめ
ディーゼル車に欠かせない尿素水「アドブルー」の入れ方は、
実は意外と簡単です。この記事では、ハイエースを例にわかりやすく解説しています。
アドブルー入れ口の場所を確認し、規定量を超えないよう注意しながら
ゆっくりと注入するのがポイントです。
入れすぎるとトラブルの原因にもなりますし、
不足すると環境モード走行に制限がかかるので、定期的な補充が重要になります。
運転習慣に合わせて、給油のタイミングなどを
見計らって補給すれば、アドブルーの手間はそれほど大きくはありません。
正しい知識を持ち、手順を守れば安全に管理できるでしょう。
